製作活動を成功させるためには、発達段階に合わせた適切な「ねらい」の設定が欠かせません。月齢ごとの手の器用さや興味関心に合わせたアプローチを取り入れます。
◆ 1歳児:指先を使って「貼る・押す」感触を楽しむ
・製作のねらい:手指を使って素材に触れ、貼ったり押したりする動作を楽しむ。
指先の発達が著しい1歳児クラスでは、あらかじめ白いくまの輪郭とパンツの土台を保育者が用意しておきます。子どもたちには、大きめの丸シールを貼る「シール貼り製作」や、指スタンプ・タンポを使ったスタンプ遊びを取り入れるのが最適です。カラフルな色が画用紙につく変化そのものに強い興味を示します。
◆ 2歳児:色や形の組み合わせを自分で選んで表現する
・製作のねらい:好きな色や形を選び、自分なりのイメージを持って模様をつける。
「じぶんでやりたい」という意欲が芽生える2歳児には、選択肢を用意します。数色のマスキングテープをちぎって貼る、柄付きの折り紙をちぎって貼る「ちぎり絵」、クレヨンでのなぐり描きなどを組み合わせると、一人ひとり全く異なる個性的なパンツが仕上がります。
◆ 3歳児以上:道具を扱いながらストーリー性のある作品を作る
・製作のねらい:ハサミやのりなどの道具を安全に使い、思い描いたパンツを工夫して作る。
幼児クラスでは、ハサミを使った直線・曲線切りに挑戦したり、折り紙を折ってパーツを作ったりと工程の難易度を上げます。「しましまのパンツ」「お菓子の柄のパンツ」など、しろくまに履かせたいシチュエーションを想像しながら主体的に取り組む姿が見られます。