行政の動きと並行して、被害従業員・労働者たちの法的対抗措置も本格化した。当初は非公開で行われる労働審判手続によって合意形成が模索されたケースもあったが、組織側の責任回避の姿勢や和解条件の折り合いがつかず、審判から本格的な訴訟へと移行する例が相次いだ。
原告側が提起した損害賠償請求訴訟においては、パワーハラスメントによる精神的苦痛、うつ病発症に伴う休職や退職、そして安全配慮義務を怠った組織ぐるみの過失責任が厳しく追及されている。法廷で明らかにされる証拠やメールのやり取りは、組織の隠蔽体質を鮮明に浮き彫りにし、裁判所の司法判断に強い影響を与えつつある。