ビルトイン食洗機は特定保守製品(またはそれに準ずる長期使用安全点検制度の対象機器)であり、設計上の標準使用期間は約10年と定められています。設置後8〜10年を超えている機器で以下のような症状が出始めたら、本体交換の検討時期です。
最も典型的な不具合は、操作パネルに表示される「止水・排水エラー」や「漏水検知エラー」です。排水ポンプの経年劣化や内部配管の詰まりにより、庫内の水が正常に排出されなくなると安全装置が作動します。また、「運転中の異音が以前より明らかに大きくなった」「洗浄後に食器の油汚れや白い水垢が落ち切らない」「ヒーターが温まらず乾燥が不完全になる」といった不具合も内部パーツの寿命を示唆しています。
製造から8年以上経過したモデルは、メーカー側の補修用性能部品の保有期間が終了しているケースが大半です。高額な出張・点検費用を払って一部部品を修理しても、数カ月後に別の箇所が壊れるリスクが高いため、10年前後使用している場合は機器全体の入れ替えを選択するほうがトータルコストを抑えられます。