彼女の女優としてのキャリアを語る上で避けて通れないのが、三池崇史監督が手掛けた日本映画の金字塔『悪の教典』だ。絶望的な恐怖と狂気が交錯するこの異色作において、生徒役の一人としてスクリーンに漂わせた凄みと緊迫感は今なお強い印象を残している。
単なるパニックホラーにとどまらない、重厚なサスペンスドラマとしての側面を持つ同作。極限状態に追い詰められた人間のリアルな揺らぎを見事に演じ切った。惨劇の渦中でも打ち消されない彼女の瑞々しい存在感は、単なるアイドル子役の域を超え、本格的な女優としてのポテンシャルを広く知らしめる結果となった。