家に出た羽アリは危険?シロアリとの見分け方と絶対に避けるべき対処法とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
室内で見つかる羽アリは、大きく分けて「シロアリの羽アリ」と「一般的な黒アリ(クロヤマアリやトビイロシリアゲアリなど)の羽アリ」の2種類が存在します。両者は生物分類学上まったく異なる昆虫(シロアリはゴキブリ目に近く、黒アリはハチ目)であり、外見の形態的特徴を観察すれば、特別な器具がなくても肉眼で判別が可能です。
見分ける際のポイントは、「触角」「胴体」「羽」の3箇所に集約されます。以下の比較表でそれぞれの決定的な違いを確認してください。
鑑別ポイントシロアリの羽アリ黒アリの羽アリ危険度と評価触角の形状小さな粒が連なった「数珠状」(まっすぐ伸びている)途中で折れ曲がった「くの字状」(関節がある)数珠状であればシロアリ確定。目視で最も判断しやすい指標。胴体のくびれ胸部と腹部の間にくびれがなく「寸胴(ずんどう)」胸部と腹部の間が細く締まった「くびれ体型」ハチ特有のくびれがある場合は黒アリ。寸胴型は極めて警戒が必要。羽の大きさと特徴前羽と後羽が「ほぼ同じ大きさ」。非常に取れやすい。前羽が大きく、後羽が小さい(前大後小)。取れにくい。窓際や床に「羽だけ」が大量に散乱している場合、シロアリの飛来を強く示唆。体色黒褐色〜黄褐色(※羽アリになると白くない)黒色、赤褐色、黒褐色など「黒いからシロアリではない」という思い込みは最大の落とし穴。
ここで多くの人が陥る罠が、「シロアリという名前だから体色は白いはずだ」という先入観です。地中に潜む職蟻(働きアリ)は乳白色ですが、繁殖のために外の世界へ飛び立つ羽アリは、紫外線から身を守るためにメラニン色素を持ち、黒褐色や茶褐色へと変化しています。色だけで判断せず、必ず触角・胴体・羽の形状をチェックしてください。