ネット上の旅行レビューや巡礼者の手記を定点観測すると、圓教寺の魅力が称賛される一方で、初訪問者が直面する「想定外の物理的ハードル」も浮かび上がってきます。
まず参拝者の多くが口を揃えるのが、「境内が想像以上に広く、もはや一つの山そのものである」という事実です。ロープウェイを降りた地点はあくまで山の稜線に過ぎず、中心となる摩尼殿までは徒歩で約20分、アップダウンのある砂利道と階段が続きます。大手レビューサイトの投稿でも「観光気分でヒールや革靴で行ってしまい激しく後悔した」「バスを使って正解だった」という声が目立ちます。山内の移動を助ける境内マイクロバスは、往復500円(特別志納金)で運行されており、高齢者や体力温存を優先したい参拝者から絶大な支持を得ています。
また、書写山圓教寺の御朱印に関しては、その種類の豊富さと墨書の美しさが収集家の間でも高く評価されています。摩尼殿で授与される本尊「如意輪観音」の御朱印をはじめ、西国第二十七番の札所印、大講堂の「釈迦如来」、食堂の「妙見菩薩」など、境内の複数箇所で異なる御朱印を受けることが可能です。現地案内所によると、週末や紅葉シーズンは授与所で一定の待ち列が発生するため、写経や参拝の前に御朱印帳を預けるなど段取りを考慮することが推奨されています。