カレンダーに記された記念日を紐解くと、思わず「そんな理由で?」と唸るようなエピソードが数多く眠っています。365日記念日一覧を俯瞰すると、その制定理由は大きく3つのパターンに分類できます。
第1のパターンは、日本語特有の響きを活かした「語呂合わせ」です。例えば、11月29日の「いい肉の日」や8月2日の「パンツの日」などは広く親しまれていますが、中には高度な発想で作られたものもあります。11月11日は、数字の「1」が並ぶ形状から「ポッキー&プリッツの日」として有名ですが、実は「きりたんぽの日」「配線器具の日」「靴下の日」など、1年の中で最も記念日が集中する日(50件以上登録)の一つとなっています。
第2のパターンは、人類の歩みを刻んだ「歴史上の今日の出来事」に由来するものです。7月20日の「月面着陸の日」(1969年にアポロ11号が月面到達)や、10月14日の「鉄道の日」(1872年に新橋〜横浜間で日本初の鉄道開業)など、近代文明のブレイクスルーを記念した日付は、学校や職場で使える話題として高い説得力を持ちます。
第3のパターンが、産業界による「需要創出・プロモーション」を起源とするものです。2月14日のバレンタインデーに対する3月14日の「ホワイトデー」は、1970年代後半に日本の菓子業界(全国飴菓子工業協同組合など)が仕掛けた文化として定着しました。日本記念日協会 認定日の規定によると、所定の審査と登録料(1件あたり15万円+税)を納めることで、企業や自治体が新たな記念日を公式登録できます。「記念日 由来 真相」を調べると、企業の情熱的なマーケティング戦略が背景に見えてくる点も、知的好奇心を刺激する面白さといえます。