内勤営業(Inside Sales / Counter Sales)とは、自社のオフィス内、あるいは実店舗のブースに常駐し、顧客への営業アプローチを行う職種の総称です。飛び込み訪問や定期的な外回りによって案件を開拓する外勤営業とは異なり、「すでに自社に関心を持っている見込み顧客からのアクション」を起点として商談をスタートさせる点が本質的な違いです。
業界やビジネスモデルによってその呼称や具体的な形態は分かれますが、大きく分類すると以下の2つのワークスタイルに集約されます。
1つ目は、一般消費者(BtoC)を主対象とするカウンターセールス(来店型営業)です。街中の保険ショップ、旅行代理店、不動産の仲介店舗、自動車ディーラー、大手通信キャリアの旗艦店などがこれに該当します。Webサイトや広告を見て店舗に足を運んだ来店客に対し、要望のヒアリングからプラン提案、契約締結までを一貫して対面で担当します。
2つ目は、法人(BtoB)や遠隔地の個人を対象とするオンライン・電話特化型の内勤営業です。オフィスの自席から電話、メール、オンライン商談システム(ZoomやTeamsなど)を駆使し、問い合わせのあったリード(見込み顧客)に対して製品デモや見積書の送付、クロージングまでを実施します。
内勤営業の1日の標準的な業務フローは、顧客対応だけにとどまりません。午前中にメールの問い合わせ対応や見積書作成、システム(CRM・SFA)への顧客データ入力を済ませ、午後は予約顧客との商談を2〜4件実施、夕方には当日の商談ログの記録と次回のアクション設定を行うといった、緻密なマルチタスク管理が日常業務の骨格を成しています。