木暮武彦の音楽キャリアを振り返る上で避けて通れないのが、1980年代中盤におけるレベッカの脱退劇と、その後のRED WARRIORS結成のドラマです。
1984年にレベッカのリーダー兼ギタリストとしてメジャーデビューを果たした木暮ですが、わずか翌年の1985年にバンドを電撃脱退。その最大の理由は、シンセサイザーを大胆に取り入れたキャッチーな80sダンスポップ路線を目指したプロデューサー陣やバンドの方向性と、木暮自身が求めていた泥臭く骨太なルーツ・ロックとの音楽性の乖離でした。
レベッカを去った木暮が、ボーカリストのダイアモンド☆ユカイ(田所豊)らと共に1985年に結成したのがRED WARRIORSです。ローリング・ストーンズやエアロスミスを彷彿とさせるグラマラスでストレートなロックンロールは瞬く間に全国のキッズを虜にし、日本武道館を満員にするトップバンドへと上り詰めました。
木暮とダイアモンド☆ユカイのコンビネーションは今なお健在です。互いにソロ活動を大切にしながらも、数年おきにRED WARRIORSの周年記念ライブやスペシャルフェスで集結。「シャケ」「ユカイ」と呼び合う二人の友情と阿吽の呼吸は、結成から40年近くが経過した現在も日本のロックシーンにおいて特別な輝きを放っています。