「ただ歩くだけでは大損する」――最新の脳科学研究が突きつける事実は実に明快だ。歩行運動がもたらす最大の恩恵は、脳内物質「セロトニン」の分泌にある。メンタルを安定させ、ストレスを解消するこの物質は、一定のリズムで行う有酸素運動によって効率よく生成される仕組みになっている。
ここで運命を分けるのが「歩き方」だ。スマホを覗き込みながらの下向くトボトボ歩きでは、セロトニン合成のスイッチが入りにくい。背筋をしっかり伸ばし、太陽の光を浴びながら、やや早めのテンポで15分以上歩く。この「リズムと光」の掛け合わせこそが、脳を覚醒させ、幸福感を最大化する科学的な正解なのだ。