徳永家の歩みを語る上で避けて通れないのが、徳永英明を襲った度重なる病魔との戦いです。2001年に国指定の難病である「もやもや病」を発症し、開頭手術と約1年半に及ぶ活動休止を余儀なくされました。さらに2016年の再手術、2018年の脳梗塞の初期症状による緊急搬送など、幾度も生命の危機や歌手生命の危機に直面しています。
この過酷な試練の最中、精神的・肉体的な支柱となったのが妻の高野ゆみさんと、当時まだ幼かった2人の息子たちでした。徳永英明は復帰後のインタビューで、家族が普段通りに接してくれたこと、そして子供たちの無邪気な笑顔や励ましが「もう一度ステージに立つ」という強烈なモチベーションになったと明かしています。
病気を経験したことで、家庭内には「当たり前の日常への感謝」と「深い信頼関係」が育まれました。息子たちにとっても、病魔と戦いながら歌い続ける父親の背中は、何物にも代えがたい人生の教科書となったはずです。