精製水を補充しただけで「作業完了」と思ってはいけない。補充直後の電解液は、補充前と比べて希硫酸の比重が下がった状態にある(水が加わったため)。この状態で放置すると、バッテリーの充放電性能が一時的に低下した状態が続く。
補充後の充電手順
- 30分〜1時間の走行を行い、オルタネーターの発電でバッテリーを充電する。これが最も手軽な方法
- 走行が困難な場合は、外部バッテリー充電器(カーバッテリーチャージャー)を使用する
- 充電器を使う際は、完全充電モード(通常4〜12時間)で充電し、充電完了後に比重が正常値(1.260〜1.280)に戻っているか確認する
- 充電中はバッテリー上部のふたを外すか緩め、水素ガスが換気できる状態にしておく(水素ガスは可燃性のため、換気の悪い密閉空間での充電は非常に危険)
オートバックスが公開している公式資料でも、補充後の充電は「バッテリー性能を適正な状態に戻すための必須工程」として明記されている。この手順を省略すると、液を補充したのにエンジンがかかりにくいという本末転倒な状況が発生する。
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