ネット上の知恵袋や質問コミュニティで頻繁に見受けられるのが、「セブン-イレブンやファミリーマートのATMに行ったのに支払えなかった」「コンビニATMは使えないというのは本当か」という悲痛な叫びです。結論から述べると、街のコンビニ店内に設置されているATMで、メルカリのATM支払いは利用できません。この噂は都市伝説ではなく、システム上の厳然たる事実です。
なぜコンビニATMでは処理できないのか。その理由は、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネット(E-net)といった主要コンビニATMの基本設計にあります。これらの端末はカードを利用した預貯金の「出金」「入金」「カードローン取引」に特化してハードウェアとソフトウェアが設計されており、公共料金やPay-easyの「収納代行(払込票なし手入力決済)」機能そのものが組み込まれていません。いくら画面のタッチパネルを探しても「税金・料金払込み」や「Pay-easy」の選択肢が出現しないのは、機械自体がその通信プロトコルに対応していないためです。
この混乱をさらに助長しているのが、「コンビニ支払い」との混同です。メルカリには「コンビニ支払い」と「ATM支払い」が別個の選択肢として用意されています。コンビニで清算したい場合は、ATMではなく店頭のレジ端末(あるいはマルチメディアキオスク端末)を利用する「コンビニ支払い」を指定しなければなりません。「ATMで払うと決めたからコンビニのATMに行く」という直感的な行動様式が、結果としてコンビニATMの前での行き詰まりを生み出しています。