モルタルとセメントの違いを徹底比較!強度やDiy使い分けの決定版

モルタルとセメントの違いを徹底比較!強度やDiy使い分けの決定版

モルタルとセメントの違いを徹底比較!強度やDiy使い分けの決定版の詳細解説をご紹介します。役立つ情報がチェックできます。

ネット上のDIYコミュニティや質問掲示板などで散見される「水を多めに入れたほうが塗りやすい」「セメントを多くすれば強度が上がる」といった情報は、重大な施工不良を招く危険な誤解です。

水を多く入れすぎたモルタルは、作業性が一時的に良くなるものの、硬化後に余剰水が抜けた部分が空隙(気泡)となり、強度が著しく低下します。さらに、水分の蒸発に伴う体積収縮が大きくなり、無数のひび割れを誘発します。また、夏場の直射日光下で急速に水分が奪われると、水和反応が途中で止まって粉っぽく崩れてしまう「ドライアウト現象」を引き起こします。

施工直後はシート養生を行い、必要に応じて散水して急激な乾燥を防ぐことが、ひび割れを抑えて長持ちさせるための隠れた重要ポイントです。

【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準

素材の選択において、DIYで自身で手掛けるべきか、専門業者へ依頼すべきかの判断基準を以下に整理しました。

【DIY・モルタル施工が向いているケース】

  • 庭の花壇作り、レンガやピンコロ石の目地埋め
  • エアコン配管まわりの隙間埋めや小規模な壁面の穴埋め補修
  • 土間コンクリートの軽微なカケ補修や浅いクラック補修
  • 平坦な踏み石の設置や装飾的なプランターの自作

【DIYを避けて専門業者(左官・外構店)に依頼すべきケース】

  • 自動車を乗り入れる駐車場の土間打ち(砕石・鉄筋メッシュ・生コンクリートの打設と勾配計算が不可欠)
  • 高さ1メートルを超えるブロック積みの擁壁(倒壊による重大事故防止のため構造計算と配筋が必要)
  • 2階以上の高所作業を伴う外壁全体のモルタル補修・再塗装
  • 構造躯体に達している重度の漏水・爆裂現象の補修
中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。