ソテーとは?炒め物やポワレとの違いや失敗しない焼き方の極意

ソテーとは?炒め物やポワレとの違いや失敗しない焼き方の極意

ソテーとは?炒め物やポワレとの違いや失敗しない焼き方の極意について詳しく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

Q1:ソテーをするとき、蓋(フタ)はするべきですか?
A1:原則として蓋は使用しません。蓋をすると素材から蒸発した水分が内部にこもり、蒸し焼き状態になってしまいます。その結果、ソテーの命である「表面の香ばしい焼き色」や「皮のパリッとした食感」が失われ、水っぽくなってしまいます。厚みのある肉に火を通したい場合は、蓋をするのではなく、弱火でじっくり火を通すか、仕上げにオーブンや余熱を活用するのが正解です。

Q2:バターを使うタイミングは最初ですか?最後ですか?
A2:風味付けのバターは「仕上げの直前」に加えるのが基本です。バターはサラダ油やオリーブオイルに比べて発煙点が低く(約150〜170℃)、最初から加熱すると乳固形分が焦げて苦味の原因になります。焼き始めは植物油を使用し、肉に火が通って焼き上がる1〜2分前にバターを落とし、溶けた泡をスプーンで素材に回しかけることで、焦がさずに豊かな香りをまとわせることができます。

Q3:塩コショウは焼く直前に振るのが良いのでしょうか?
A3:肉の厚みによって異なりますが、通常のソテー用厚切り肉であれば「焼く直前」または「焼く30分以上前」の二択です。塩を振ってから5〜15分ほど放置すると、浸透圧によって肉内部の貴重な水分が表面に浮き出てしまい、パサつく原因になります。直前に振って表面に塩味を乗せるか、あるいは30分以上前に振って出た水分を塩分とともに再吸収させるアプローチが理想的です。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。