番組が残した数々の名企画は、単なるバラエティの枠を超えて「当時の若者たちのリアルな空気感」を克明に記録していました。その中でも特に語り継がれている歴代人気コーナーと神回は、以下の通りです。
未成年の主張:学校の屋上から校庭にいる全校生徒に向かって胸の内を叫ぶ、番組の代名詞的企画。意中の同級生への公開告白、部活動の厳しい顧問への本音、親への感謝や不満など、カメラの前で震えながら言葉を絞り出す姿は日本中を感動させました。特に、告白が成功して校庭中が歓声に包まれた回や、失恋しながらも「ありがとうございました!」と一礼して涙を拭った回は、今なお色褪せない名場面です。
B-RAPハイスクール:「HIPHOP界のカリスマを目指す」という名目で、全国から集まった個性派パフォーマーが替え歌やオリジナルラップを披露した音楽企画。尾崎豆の自虐、軟式globeのシュールな身体表現、MUSIAの超高音シャウトなど、火曜の夜8時に家族全員で大爆笑できるお茶の間エンターテインメントの極致でした。
東京ラブストーリー&サッチー企画:個性派男子学生(永谷、マサーシー等)と自由奔放な女子学生が繰り広げた恋愛観察リアリティ。台本のない予測不能な人間関係の摩擦と純情さは、後年のあらゆる恋愛リアリティ番組のフォーマットの原型となりました。
癒し系ミュージシャン:詩人・三代目魚武濱田成夫を彷彿とさせる言葉を紡ぐOK伊東や、独自の弾き語りを披露する素人ミュージシャンを発掘したコーナー。笑いの中に潜む人間のいじらしさを丁寧にすくい上げるV6メンバーの受容力が際立っていました。