この極上の甘みは、決して偶然の産物ではない。誕生の舞台は、広大な農園が広がるアメリカのカリフォルニア州。1950年代、カリフォルニア大学リバーサイド校で進められていたカリフォルニア柑橘交配計画において、遺伝学者のロバート・スースト教授らの研究チームが長年かけて挑んだ品種改良の成果なのだ。
研究者たちは、大ぶりで文旦特有の爽やかな甘味を持つ「ポメロ」と、ジューシーで華やかな香りを誇る「グレープフルーツ」を掛け合わせた。何千回もの試行錯誤と厳しい選別を経て、酸味を抑えた理想の個体が選ばし出された。その後、大手農業協同組合のサンキストなどの流通網に乗って世界中へ広がることとなる。名称の由来である「メロウ(まろやか)」と「ゴールド(黄金)」の名に恥じない、洗練された味わいがここにある。