1969年10月5日の初回放送から実に53年4ヶ月もの間、タラちゃんの声を演じ続けたのが声優の貴家堂子(さすが たかこ)さんでした。同一のキャラクターを最も長く演じ続けた声優としてギネス世界記録にも認定されていた貴家さんは、87歳で生涯現役のまま旅立ちました。関係者によると、亡くなる直前まで毎週の収録スタジオで凛とした姿勢を崩さず、愛らしい3歳児の声を一切のブレなく表現し続けていたと伝えられています。
突然の別れを受けて、2026年3月5日放送回からバトンを引き継いだのが、アニメ『ポケットモンスター』シリーズのゼニガメ役をはじめ、多彩な表現力で知られる愛河里花子(あいかわ りかこ)さんです。制作陣が実施したオーディションにおいて、愛河さんは単なる貴家さんの声色の模倣にとどまらず、長年培われてきた「タラちゃんの純真な精神性と呼吸感」を見事に体現。放送直後からSNS上では「違和感が全くない」「貴家さんへの深い敬意が伝わってくる」と絶賛の声が相次ぎました。
愛河さんは就任時のコメントにおいて、貴家さんが大切に育んできたタラちゃん像を誠実に受け継ぎつつ、新しい時代のお茶の間に温もりを届ける決意を明かしています。声優交代から時が経った現在も、その誠実な演技設計は幅広い世代の視聴者から高い支持を獲得しています。