サファリパークの醍醐味であるマイカー入園ですが、一般来園者のちょっとした行動が生死を分ける危険を孕んでいます。
最も頻発しやすいトラブルが車窓の無断開放です。「写真をきれいに撮りたい」「動物を間近で見せたい」という軽い気持ちで窓を数センチ開けただけでも、ライオンやトラは一瞬で窓枠に爪や牙を引っ掛け、窓ガラスを押し割るほどの腕力を発揮します。
また、走行中のエンストやパンク、子どもの急な体調不良などでパニックになり車外へ出てしまう行動は絶対にあってはなりません。肉食獣エリアにおける人間の生身の姿は、動物側から見れば完全に無防備な「獲物」です。大型ネコ科動物は時速60キロ近いスピードで静かに背後から急接近できるため、車から降りた時点で自力での生還は困難を極めます。