過去にグループを離れた永坂真心、小高サラ、藤本ばんびの3人は、それぞれ異なる時期に、異なる事情を抱えて「退部」という決断を下しました。当時のプレスリリースに記された公式文面と、現場で起きていた実際の状況を照らし合わせることで、脱退の真相が浮かび上がります。
まず、2017年3月20日に突如としてグループを去った永坂真心の場合、公式発表では「学業を優先するため」と説明されました。しかし、発表直前に行われた生配信の空気感は極めて異様であり、ファンの間では「お通夜配信」と語り継がれるほどの緊迫感に包まれていました。メンバー全員が涙に暮れ、事態を飲み込めていない動揺が生々しく画面越しに伝わったことから、運営主導による急転直下の契約終了、あるいは家庭環境の変化による急な決断であった可能性が指摘されています。実質的な芸能界引退となり、最初期を支えた重要メンバーの喪失はグループに深い傷跡を残しました。
続いて2018年10月に卒業した小高サラは、加入からわずか1年4ヶ月での離脱となりました。公式発表資料によると、主な要因は「度重なる体調不良による活動休止」と「学業の両立困難」、そして「本格的に女優を目指したい」という将来の進路希望でした。ライブパフォーマンスの激しさに定評があるとき宣のステージにおいて、持病や体調管理の壁は高く、本人が目指す表現活動のベクトルとアイドル活動の身体的負荷との間に生じたギャップが決定打となりました。
2020年3月にグループを離れた藤本ばんびもまた、健康面と進路の選択が重なった事例です。公式発表では「耳の不調」が明かされ、大音響が鳴り響くライブ環境での継続的なパフォーマンスが医学的に困難になったことが直接的な引き金となりました。幼少期から芸能界で活動してきた彼女は、自身の身体を守りつつ、かねてからの夢であった演技の道へと舵を切る判断を下しました。3人に共通しているのは、グループへの不満というよりも、スターダストという大手事務所の中で「アイドルという過酷な職務形態」と「個人の身体・将来設計」を天秤にかけた結果の離脱であったという点です。