ボトックス注射は注入するターゲット筋肉と単位数(Unit)によって効果の発現時期やダウンタイムが大きく異なります。主要部位の特徴を詳しく整理します。
1. エラボトックス:小顔形成と食いしばり改善
エラの張りの原因である咬筋(こうきん)に注入することで、筋肉を萎縮させシャープなフェイスラインを作ります。効果の実感は注入後約2〜3週間後から現れ、約1ヶ月でピークに達します。咬筋の厚みに応じて通常量(40U程度)または倍量(80U程度)が提案されます。施術直後からメイクが可能で、ダウンタイムは針跡や軽い鈍痛程度にとどまります。
2. 額・眉間ボトックス:表情じわの刻み込み予防
表情を作る際に寄るしわをブロックし、肌を滑らかに保ちます。注入後2〜3日後から筋肉の動きが抑制され始め、1週間程度で定着します。ただし、注入位置や単位を誤ると「まぶたが重くなる」「スポック眉(眉の外側だけが吊り上がる)」といった現象が起きやすいため、医師の解剖学的知識が最も試される部位です。
3. 肩ボトックス:肩こり解消と美しいデコルテライン
僧帽筋の過度な緊張を緩めることで、慢性的な肩こりを和らげるとともに、首から肩にかけてのラインをすっきりと見せる効果があります。症例写真でも首が長く見える視覚的効果が確認されており、ブライダル前の施術としても定評があります。効果持続期間は約3〜4ヶ月が目安です。
4. 脇ボトックス:多汗症対策とニオイ予防
エクリン汗腺の働きを弱め、発汗量を大幅に抑制します。注入後数日〜1週間で効果を実感し始め、持続期間は約4〜6ヶ月。特に春から夏にかけてのシーズン前に受けることで、汗染みやニオイのストレスから解放されます。