ブリーディングの歴史において、ブリザードは数々の究極モルフを生み出す「偉大なピース」として君臨してきた。特に有名なのが、ブリザードにアルビノとエクリプス(黒目遺伝子)を交配させて誕生した「ディアブロブランコ(悪魔の白)」だ。
2026年の現在、遺伝子の解明が進んだことで、より体色の黄みを抑えた「純白」を追求するブリーダーたちの血統作出が全盛期を迎えている。黄色みの出やすい「イエローブリザード」ではなく、マイナス因子を極限まで排除したハイエンドなラインが、国内外のコンベンションで高値で取引されているのだ。
隠性遺伝(リセシブ)であるため、意図した発色や目線を狙って作出するには綿密な計画が必要とされる。遺伝のパズルを読み解くプロセスそのものが、愛好家たちを魅了してやまない。