全国自動車標板協議会が定期集計している希望番号人気ランキングにおいて、「358」は軽自動車・自家用登録車ともにトップクラスの座を維持し続けています。特に軽自動車の自家用ナンバーにおいては、名古屋や愛知、静岡など中部地方の陸運局を皮切りに、全国の主要都市部で「抽選対象希望番号」へ指定される地域が相次ぐ事態となりました。
取材に応じてくれた大手国産ディーラーの販売統括担当者は、現場の空気感を次のように振り返ります。「かつて定番だった『1』『8』『8888』などは、いわゆる押し出しの強いアピール感があり、周囲からの見られ方を気にして敬遠するお客様が増えました。その点、358は『一見ランダムでさりげないのに、知る人ぞ知る最強のラッキーナンバー』という絶妙なポジションを獲得したのです。特にファミリー層や20代から40代のライト層から『あえて358にしてほしい』と指名されるケースが日常茶飯事となっています」。
威圧感を排しながらも私的な幸運を願いたいという現代のドライバー心理が、358番を希望ナンバー制度の象徴的存在へと押し上げた構図が浮き彫りになっています。