須崎食料品店が一般的なうどん屋と決定的に異なるのは、昭和の風情を残す製麺所直営のセルフスタイルです。初訪問の旅行者が最も戸惑いやすい須崎食料品店の注文方法は、あらかじめ流れを頭に入れておくことでスムーズに体験できます。
店舗の裏手(製麺スペース)へ続く専用の注文口に並び、担当スタッフへ直接オーダーを伝えます。須崎食料品店のメニュー構成は驚くほどシンプルで、麺の温冷とサイズを選ぶのみです。
スタッフから「温かいの? 冷たいの?」「大? 小?」とテンポよく尋ねられます。選択肢は以下の組み合わせのみです。
- 温(あつ):茹でたての温かい麺(小:1玉 / 大:2玉)
- 冷(ひや):水でキュッと締めた冷たい麺(小:1玉 / 大:2玉)
丼を受け取ったら、隣接する食料品店の店内へ入ります。ここが須崎ならではの醍醐味です。店内の棚から生卵や温泉卵をセルフサービスで取り出し、熱々の麺の上に落とせば、名物である須崎食料品店の釜玉うどんが完成します。さらに、惣菜コーナーに並ぶちくわ天やコロッケなどの揚げ物を好みでトッピングします。
卓上に用意された「専用だし醤油」を回しかけ、刻み青ネギとおろし生姜を適量乗せます。最後に食料品店のレジで自分が取ったうどんの玉数、卵、トッピングを自己申告して会計を済ませ、屋外のベンチや広場で丼を抱えて食すのが一連の流儀です。