ネット上の掲示板やSNSでは、「瑞宝園は経営破綻して夜逃げ同然に潰れたのか」といった極端な誤解が散見されますが、これは事実と異なります。実情は計画的な事業終了と不動産の整理手続きによるものです。
もともと公的な保養施設として整備された物件は、民間売却後も運営受託企業や不動産所有企業の間で定期的な事業見直しが行われます。老朽化した設備を騙し騙し稼働させて事故や顧客満足度の低下を招く前に、固定資産の評価を見極めて営業をクローズさせたというのが業界関係者の一致した見解です。
また、「瑞宝園の閉館で有馬の銀泉に入れなくなった」という噂も誤りです。瑞宝園が引湯していた銀泉と同系統の冷鉱泉・炭酸泉は、有馬温泉街の各公衆浴場(「銀の湯」など)や近隣の各旅館で現在も変わらず湧出しており、名湯の恵みそのものが途絶えたわけではありません。