小学校の教育現場において、『おれはかまきり』は現在も表現力を育てるための優れた授業案・朗読指導案の教材として重宝されています。教室や家庭で子どもと一緒に読む際、あるいは大人が朗読を味わう際のポイントは以下の3点に集約されます。
1. 「おう なつだぜ」の間の取り方
冒頭の呼びかけは、野原全体に響き渡るような力強い声で発声します。「おう」の後に一拍置くことで、夏の到来に対する高揚感を演出できます。
2. 静と動のコントラストをつける
第1連・第3連の「突っ張り・前進」の場面は胸を張ってリズミカルに、第2連の「風がなでていった」場面は声を少し落として繊細に読むことで、詩の持つ情景が一気に鮮明になります。
3. 体を使ったポーズの導入
実際の小学校の授業でも実践されるように、両手でカマを作って構えながら読むことで、言葉と身体感覚が直結します。恥ずかしさを捨ててカマキリになりきることが、この詩を100%楽しむ最大の秘訣です。