私立高校の専任教諭として採用された場合、年齢や勤続年数に伴って年収はどのように推移していくのでしょうか。日本私立学校振興・共済事業団が公表する給与調査や業界統計をもとに、標準的な私立高校(専任)の年代別モデルを算出しました。
私立高校教員の給与面で大きなアドバンテージとなるのがボーナス(賞与)の支給月数です。公立高校が年間約4.5ヶ月分前後で推移しているのに対し、財務優良な私立高校では年間5.0〜6.5ヶ月分を支給する学校法人も多く見られます。基本給が同等であっても、賞与月数の差が年収ベースで数十万円から百万円以上の開きを生み出す要因です。
生涯賃金に直結する退職金についても見逃せません。私立学校振興・共済事業団に加入している学校法人の専任教諭が定年(満60歳〜65歳)まで勤め上げた場合、退職金相場は約2200万〜3000万円前後に達します。これは国家公務員や地方公務員の退職給付水準と同等、あるいは上位校であればそれ以上です。共済事業団の退職手当交付金制度が機能しているため、法人の突然の破綻がない限り退職給与の安全性は高く維持されています。