「生きててよかった」と叫ぶ歌は誰の曲?深夜高速の真相と名曲の軌跡

「生きててよかった」と叫ぶ歌は誰の曲?深夜高速の真相と名曲の軌跡

「生きててよかった」と叫ぶ歌は誰の曲?深夜高速の真相と名曲の軌跡の真相について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

『深夜高速』の特異性を語る上で外せないのが、2009年に発売されたトリビュート・アルバム『深夜高速 -生きててよかったの集い-』の存在です。通常、トリビュート盤といえば対象アーティストの複数曲を様々な演者がカバーするものですが、同作は「全14トラックすべてが『深夜高速』1曲のみ」という、日本の音楽史上でも類を見ない前代未聞の企画でした。

斉藤和義、中孝介、泉谷しげる、怒髪天、GOING UNDER GROUND、そしてフジファブリックの志村正彦など、錚々たる表現者たちがこの1曲に己の人生を投影して熱唱。FM802をはじめとする全国のラジオ局で再録版(2009年バージョン)がヘビーローテーションされ、楽曲の認知度は爆発的に全国区へと広がりました。以下の比較表は、『深夜高速』の主なバージョンと、同系譜で「人生に疲れた時に聴く曲」として比較される名曲群の立ち位置を客観的に整理したものです。

楽曲・バージョン歌唱者・アプローチ表現される感情の核編集部の見解・おすすめの状況『深夜高速』原曲 (2004)
フラワーカンパニーズガレージロック調の疾走感と剥き出しの絶叫シャウト泥臭い闘志、挫折からの再起、生の渇望理不尽な現実に怒りや悔しさを覚え、もう一度立ち上がりたい時。『深夜高速』中孝介 Ver.
(トリビュート収録)奄美のシマ唄をルーツに持つ幽玄なファルセットとピアノ鎮魂、深い受容、傷ついた魂への癒やし激しい音を受け付けないほど疲れ果て、静かに涙を流したい夜に最適。『深夜高速』斉藤和義 Ver.
(トリビュート収録)無骨なアコースティックギターと憂いのあるハスキーボイス哀愁、男の孤独、夜道の静かな伴走仕事帰りの孤独な帰り道、一人きりで物思いに耽りたいタイミング。『深夜高速』25th Mix
(結成25周年記念盤)円熟味を増したバンドアンサンブルと研ぎ澄まされた音像継続の誇り、肯定感、堂々たる人生賛歌年齢を重ねた大人が、これまでの自らの人生を全肯定したい瞬間。
山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。