技術の高さや価格の魅力に目を奪われがちですが、国境を越えた医療行為には常にリスクが伴います。実際に、渡韓整形をめぐるトラブルの相談件数は後を絶ちません。
最も警戒すべきは、事前のカウンセリングを担当した有名医師とは別の医師が無断で執刀する「シャドードクター(代理手術)」の存在や、日本人観光客向けの過剰な見積もり提示(外国人価格設定)です。また、手術後に激しい痛みや感染症、左右差などの後遺症が発生した場合、帰国後では現地クリニックでの再手術や緊急対応が極めて困難になるという物理的制約があります。
失敗やトラブルを防ぐためには、以下の安全対策を徹底することが不可欠です。
- 医師の専門医資格と執刀実績を確認する:単なる「美容クリニック院長」ではなく、大韓美容外科学会公認の「形成外科専門医」であるかを事前チェックする。
- SNSの誇大広告や極端な割引に惑わされない:安さだけを売りにしたクリニックは、回転率重視でアフターフォローが杜撰なリスクがある。
- 手術同意書の内容と副作用の説明を日本語で完全に理解する:通訳を介しても曖昧な点があれば、納得いくまで質問し、安易にサインしない。
- 帰国後の提携サポートがあるクリニックを選ぶ:日本国内に提携クリニックを持ち、万が一の抜糸や初期トラブルに対応できる体制があるか確認する。