アメリカにおけるバレンタインは、単に恋人たちだけのイベントではない。家族、友人、職場の同僚、あるいは学校の先生へ日頃の感謝を伝える日としての側面が強い。
全米グリーティングカード協会(Greeting Card Association)の統計によれば、バレンタインデーに送られるカードの枚数はクリスマスに次ぐ規模を誇り、毎年数億枚規模の想いが紙の上で交わされている。老舗業界大手のホールマーク(Hallmark Cards)は、手書きならではのぬくもりを重視するプレミアム紙カードを展開しつつ、AR技術やデジタルグラフィックを取り入れた次世代型のギフト提案にも力を注ぐ。
物理的な紙のカードに万年筆で綴る伝統的なスタイルと、LINEやInstagramを介して数秒で届くデジタルメッセージ。形式こそ違えど、想いを言葉に託して届けるという本質は、何ひとつ変わっていない。