なぜ多くの投資家が掲示板で警鐘を鳴らされながらも、資金を投じ続けてしまうのでしょうか。行動経済学や投資心理学の視点から見ると、ここには典型的な「正常性バイアス」と「サンクコスト効果」が働いています。
長期間にわたり分配金が期日通りに入金されたという成功体験(初期の学習効果)は、投資家に「自分だけは大丈夫」「会社が破綻するはずがない」という根拠なき過信を植え付けます。さらに、多額の資金を長期間拘束されている投資家ほど、ネット上の批判的な情報を「悪質なアンチのデマ」と決めつけ、直視を避ける心理的防衛機制(認知的不協和の解消)が働きやすくなります。
客観的な事実に基づき、本案件に対する適切なスタンスを以下に整理します。
【慎重になるべき・投資を避けるべき人】
- 近い将来に使う予定のある生活防衛資金や老後資金を投じようとしている人
- 「元本保証」と「元本割れゼロの実績」を同一視している人
- 急な出費に備えていつでも現金化できる流動性を重視する人
- 開発プロジェクトの遅延や事業会社の財務開示状況を自身で精査できない人
【許容できる可能性がある人】
- 万が一、元本が全額毀損(デフォルト)しても生活に一切支障が出ない余剰資金の持ち主
- 高いボラティリティと事業者固有の信用リスクを完全に理解した上で、ポートフォリオの極小部分に限定してハイリスク投資を行える人