1985年8月12日。日本航空123便の墜落事故により、坂本九さんは43歳という若さで帰らぬ人となった。日本中が深い悲しみに包まれ、残された家族のショックは計り知れないものだった。
幼い2人の娘を抱え、突如として絶望の淵に立たされた柏木さん。しかし、彼女は悲しみに屈することはなかった。「九さんの残してくれた愛を糧に、子どもたちを育て上げる」という固い決意のもと、気丈に前を向いた。世間の過剰な関心や痛ましい記憶と向き合いながら、母として、そして一人の女性として歩み続けた彼女の姿は、多くの人々に勇気を与えた。あの過酷な出来事を乗り越えたからこそ、現在の家族の強い団結が存在する。