胸が外側へ逃げてしまう現象には、主に4つの要因が関係しています。これらを放置すると、加齢とともにさらに下垂と離れが加速する悪循環に陥ります。
最大の原因の一つが、バストの土台を支えるクーパー靭帯の伸びや損傷です。クーパー靭帯はコラーゲンを主成分とする結合組織で、乳腺と大胸筋をつなぎ止めています。一度過度に伸びたり切れたりすると自己再生が極めて難しいため、ノーブラでの就寝時や運動時の揺れによるダメージの蓄積は致命的です。
次に挙げられるのが、サイズや形状が合っていない下着の常用です。ワイヤーの幅が狭すぎると胸のお肉をカップ外へ押し出してしまい、逆に大きすぎるブラはホールド力を失って脇へ脂肪を逃がします。「楽だから」と日常的にノンワイヤーブラやカップ付きインナーばかりに頼っていると、バージスラインが崩れる大きな引き金になります。
さらに見逃せないのが猫背や巻き肩といった姿勢の悪化です。スマートフォンやPCの長時間利用で肩甲骨が外側に開くと、大胸筋が縮こまって胸郭が狭まり、バストが外側へ引っ張られて平坦化します。また、加齢や過度なダイエットによる女性ホルモン(エストロゲン)の減少と皮下脂肪の減少も、バストのハリを奪い離れ胸を助長します。