8年間にわたって深夜の顔として君臨した番組も、1987年3月30日深夜(日付上は31日)にとうとうフィナーレを迎えます。最終回のスタジオ前には数百人ものファンが詰めかけ、ニッポン放送周辺は異様な熱気に包まれました。
ラスト前までいつものテンションで笑いを振りまいていた中島みゆきでしたが、エンディングが近づくにつれてスタジオの空気は一変します。マイクの前で静かに語り出した彼女は、番組を支えてくれたリスナーへの感謝と、これから夜をひとりで過ごす人々へ向けて温かいエールを贈りました。
「どんなに辛い夜でも、必ず朝はやってくる」――おちゃらけたトークの裏側に隠されていた、他者の孤独を誰よりも深く理解する優しさが溢れ出た瞬間でした。ラストナンバーがフェードアウトしていく中での静かな別れは、現在も深夜ラジオ史に残る屈指の感動的な最終回として語り継がれています。