動けない帝王のために立ち上がったのが、プロレス界きっての盟友である鈴木みのる選手でした。かつて新日本プロレスやプロレスリング・ノアのリングでタッグを組み、数々のベルトを巻いた二人の絆は、リング外の過酷な現実をも動かします。
鈴木選手は事故から数か月後の2017年9月に記者会見を開き、高山選手を支援するための組織「TAKAYAMANIA」の設立を発表しました。莫大な医療費や介護費用を支えるため、各団体の会場に募金箱を設置したほか、記念大会となる支援イベント「TAKAYAMANIA EMPIRE」を定期的に開催。新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDTなど、団体の垣根を越えて日本中のトップレスラーが集結しました。
「あいつが戻ってくる場所を守る」という鈴木選手の呼びかけに呼応し、プロレスファンのみならず一般のスポーツファンからも温かい寄付やメッセージが継続的に届けられています。この支援の輪は一時的なブームに終わることなく、長期的なリハビリを経済的・精神的に支える強固な基盤となっています。