ミスタードーナツの歴史を振り返る上で、1980年代から90年代にかけて一世を風靡したイラストレーター・原田治の功績は外せない。スタイリッシュで洗練された「OSAMU GOODS」は、ノベルティ文化の黄金期を築き上げた。
運営元である株式会社ダスキンは、時代の変化とともに新たなブランド像を模索していた。人型イラストを中心とした都会的ポップさから、より親しみやすくストーリー性のある動物モチーフへの転換。激化するフードサービス業界において、この舵切りは見事に功を奏した。立体化やアニメーション展開を見据えた企業マスコットキャラクターの導入は、ブランドの生命線を未来へとつなぐ決定打となったのだ。