名古屋港水族館で現在飼育されているシャチは、「アース(オス)」と「リン(メス)」の合計2頭です。かつて母親であるステラとともに暮らしていましたが、現在は兄妹であるこの2頭が名古屋の海を象徴するスターとして元気に過ごしています。
2頭の個性と体格差は非常に際立っており、初心者でもプールサイドから容易に見分けることが可能です。それぞれの詳細な特徴と見分け方のポイントを整理しました。
【アース(Earth)|国内最大を誇る唯一のオスシャチ】
2008年10月13日に鴨川シーワールドで誕生したアースは、現在日本国内の水族館で飼育されている唯一のオス個体です。父親はビンゴ、母親はステラ。現在の体長は約5.9m〜6.0m、体重は約3.5トン〜3.8トンに達しており、堂々たる体格を誇ります。オスの特徴である高く直立した巨大な背びれと、左側のアイパッチ(目の上の白い斑紋)の形状が大きな識別ポイントです。性格はおっとりとしていながらも、ジャンプ時の破壊力と水しぶきはスタジアムの観客を圧倒します。
【リン(Lynn)|名古屋生まれの愛されおてんば娘】
2012年11月13日に名古屋港水族館で誕生したリンは、同館で初めて繁殖に成功した記念すべきメス個体です。アースと同じく父ビンゴ・母ステラの間に生まれました。体長は約5.2m〜5.3m、体重は約2.2トン〜2.4トン。アースと比較すると一回り小ぶりで、背びれの先が緩やかにカーブしているのがメス特有のシルエットです。好奇心旺盛で非常に活動的、トレーナーとの息の合ったスピーディーな動きを見せてくれます。