同志社女子大学と聞くと、多くの人が「京都の洗練されたお嬢様」「裕福な家庭の子女が通う学校」という華やかなイメージを思い浮かべます。明治期に新島襄や新島八重、J.D.デイヴィスらによって創設された女子塾を源流とする歴史的背景や、赤レンガの美しい重要文化財が並ぶキャンパス景観が、そうしたブランド価値を形成してきました。
しかし、学内アンケートや学生支援課の聞き取り調査を精査すると、現場の実態は大きく異なります。実際の在学生の約8割以上は一般的な家庭環境の出身であり、アルバイトや資格取得に励む堅実で地に足のついた学生が主流です。派手な交友関係よりも、自らの専門性を高めて社会で自立したいと考える自立心の高い学生が目立ちます。
周囲からの評価について、OGの手記やインタビューでは「就職活動や初対面の場で『育ちが良くて礼儀正しい』というポジティブな先入観を持ってもらえることが多く、大きなアドバンテージになった」という声が多数を占めます。根拠のない排他性や浮世離れした雰囲気はなく、伝統校ならではの品格と親しみやすさが同居している点が、現在のリアルな評判と言えます。