醸造の過程で生じる大量の酒粕や副産物。従来であれば廃棄や一部の飼料化にとどまっていたこれらを、新たな価値ある資源へと転換する取り組みが本格化している。地元大学やバイオベンチャーとタッグを組み、成分を細かく分析。高濃度の機能性美容成分や、アップサイクル食品の原材料としての抽出に成功した。
地域内で資源がぐるぐると循環する仕組み。これこそが、これからのものづくりの原動力になる。副産物を活用した新商品は欧米のサステナブル市場でも高く評価され、これまでにない新たな収益の柱として成長しつつある。環境負荷を減らす試みが、結果としてビジネスの可能性を大きく広げた格好だ。