デジタル制作の現場において、現在ストックイラスト業界で最も支持を集めているのが「ベクターグラフィック」形式の素材だ。拡大縮小しても画質が一切劣化せず、パーツごとの色変更や表情の調整が容易に行えるため、DTPデザイナーからWebディレクターまで幅広く重宝されている。
ビジュアルのトレンド自体も大きく変化している。従来のステレオタイプな「白髪に割烹着」というスタイルだけでなく、スマートデバイスを使いこなし、趣味やビジネスに励む「アクティブシニア」のイラストが売れ筋の上位を占めるようになった。
多様性への配慮が不可欠な現代のマーケティングにおいて、等身大でリアルな高齢者の姿を描き出すことは、ブランドへの共感と信頼を獲得するための最優先事項となっている。