平成を通じて繰り広げられた視聴率争いは、クリエイターたちの創作意欲を極限まで高めた。中でもTBSテレビとフジテレビの熾烈なライバル関係は、日本のテレビドラマ業界全体の質的向上を加速させる原動力となった。
TBSテレビが緻密な人間描写と重厚なサスペンスやドキュメンタリータッチのドラマで評価を固める一方、フジテレビはスピード感あふれる展開とキャッチーなキャラクター造形で時代をリードした。現場のプロデューサーや演出グラフィックチームが鎬を削ったこの黄金期こそ、今なお色褪せない名作群を生み出す土壌となった。