長年所属した吉本興業からの離脱もまた、清水の人生における大きな分岐点だった。大手プロの看板を背負い続けることは、絶え間ないテレビ露出を約束される一方で、自らの表現活動に制約を生む諸刃の剣でもあった。
清水は個人事務所である株式会社オフィス・ケイを拠点に、自らの舵を自分で握る道を選ぶ。巨大組織の力学に縛られず、作りたい服を作り、語りたいことだけを発信する。2022年にブログで正式に芸能活動からの引退を示唆した背景には、芸能ビジネスそのものの構造変化と、自らの年齢を鑑みた引き際の美学があった。引き際を他人に委ねず、自らピリオドを打つ。それは彼なりの筋の通し方だった。