遭遇の舞台は多岐にわたる。最も代表的なのが、商業施設やパーキングエリアで目撃される駐車場トナラーだ。広大な駐車場でポツンと1台だけ停めている車を見つけると、吸い寄せられるようにその隣へ駐車する。枠線の中に車を収める際、既存の車をガイドライン代わりに使う癖がついているドライバーに多い行動パターンだ。
続いて深刻なストレスを与えるのが電車トナラーだ。空いている車内で、離れた座席がいくらでもあるにもかかわらず、ドア付近に座る乗客の真隣に腰を下ろす。端の席に座りたいという執着や、誰かの隣の方が落ち着くという無自覚な心理が背景にあるが、横に座られた側にとっては生きた心地がしない。
さらに、映画館トナラーやカフェでのトナラーも無視できない。映画館では座席指定システムの影響で、中央の見やすい席に客が集中しがちだ。しかし、両隣が空いている席を選んだはずが、直前に隣の券を買われるという悲劇が絶えない。いずれのシーンにおいても、被害者はせっかくのプライベート空間を台無しにされた徒労感に苛まれる。