Q1:クロアゲハの幼虫が出す赤いツノの臭いは人体に害がありますか?
A1:人体への害は全くありません。成分は幼虫が自衛のために体内で合成するイソ酪酸などの有機酸であり、毒性は存在しません。手についた場合は石鹸で洗えば数分で臭いは消えます。
Q2:終齢幼虫が突然動かなくなり、縮んで糸を吐いていますが病気ですか?
A2:病気ではなく、蛹化の直前段階である「前蛹(ぜんよう)」の状態です。体を小さく丸め、尾部と胸部を自らの糸で固定して脱皮の準備をしています。この時期にケースを揺らしたり触れたりすると糸が切れて奇形や死亡の原因になるため、絶対に触れず静置してください。
Q3:スーパーで買ってきたミカンやレモンの葉を与えても大丈夫ですか?
A3:極めて危険なため推奨できません。食用として流通する果樹の葉には微量の農薬が付着・残留している可能性が高く、幼虫が摂取すると農薬中毒で死に至るリスクがあります。必ず無農薬であることが確認できる自宅の庭木や自生植物の葉を与えてください。
Q4:秋に見つけた蛹が1ヶ月以上羽化しません。死んでいるのでしょうか?
A4:9月中旬以降に蛹化した個体は「越冬蛹」として休眠に入っている可能性が極めて高いです。蛹が極端に変色して真っ黒に潰れていたり、カラカラに乾燥して軽くなっていなければ生存しています。春先(4月〜5月)まで屋外の日陰や無加温の涼しい場所で静かに管理してください。