消費者が最も混同しやすいのが「ポイントサービス」と「長期保証制度」の取り扱いだ。「同じグループなのだから、どちらのカードを出しても自動で合算されるだろう」という先入観を持ってレジに向かうと、思わぬ手続きの煩雑さに直面する。
まず、ビックカメラの「ビックポイント」とコジマの「コジマポイント」は、システム基盤が分かれている。店舗で相互にポイントを充当して買い物をするためには、事前に「ポイント共通利用手続き」を完了させておかなければならない。 具体的には、スマートフォン公式アプリ上で両会員IDを連携させるか、店舗の総合サービスカウンターに両方の物理カードを持参し、スタッフによる移行処理を申請する必要がある。レジ清算の直前に初めて他方カードを提示しても、その場で即座にポイント残高を充当することはできない。
さらに慎重な確認を要するのが「長期保証」の互換性だ。コジマで購入し、コジマの「長期無料保証」や「パーフェクト保証」を付帯させた家電製品が故障した場合、ビックカメラの店舗窓口に持ち込んで修理を受け付けてもらうことは運用上可能となっている。しかし、現場のオペレーションとしては「一度コジマの保証登録データを照会し、コジマの修理受付センター経由でメーカーへ手配する」という迂回ルートを辿る。そのため、窓口手続きに通常の倍以上の時間を要したり、免責金額の規定や代替品の補償上限に関して規約の解釈が異なったりするトラブルがネットコミュニティや相談窓口で報告されている。修理手続きを迅速に進めたい場合は、購入したチェーンの窓口へ直接持ち込むのが確実だ。