腹囲の正しい測り方とは?ウエストの違いとメタボ基準を徹底解説

腹囲の正しい測り方とは?ウエストの違いとメタボ基準を徹底解説

腹囲の正しい測り方とは?ウエストの違いとメタボ基準を徹底解説について知っておくべき 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

日常会話やファッション用語で使われる「ウエスト」と、健診現場で記録される「腹囲」は、計測する解剖学的位置も測定の目的もまったく異なります。アパレル業界におけるウエストサイズは、肋骨のすぐ下にある「胴体で最もくびれている細い部分」を指すのが一般的です。一方で、健康診断における腹囲は原則として「おへその高さ(立位・軽呼気時)」を測定します。

なぜ健診では、最も細いくびれではなくおへその位置を測定するのでしょうか。その最大の理由は、内臓脂肪面積との相関性の高さにあります。厚生労働省や日本肥満学会の研究データによると、腹部CTスキャン画像において内臓脂肪面積が100平方センチメートル(心血管疾患や脳卒中などの動脈硬化性疾患リスクが急増する危険ライン)を超えるポイントが、おへその高さの断面とおおむね一致することが医学的に実証されているためです。

皮下脂肪は体型全体に分散して付きやすいのに対し、腸間膜を中心とした腹腔内に蓄積する内臓脂肪は、ちょうどおへそを中心とした腹部中央に集中します。つまり、見た目のスタイルを測るのがウエストであり、体内の血管や代謝疾患リスクを可視化するバイオマーカーとして計測されるのが腹囲なのです。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。