赤坂一龍 別館を訪れた者が一様に目を見張るのが、注文と同時に卓上へと所狭しと並べられる小皿料理――パンチャン(おかず)の圧倒的なボリュームです。
一般的な日本の飲食店では、突き出しやお通しとして小鉢が1品提供される程度ですが、同店では名物のソルロンタンを1つ頼むだけで、お盆に乗り切らないほどの小皿がずらりと並びます。その数は日によって多少の変動はあるものの、常時10品から11品前後。自家製白菜キムチ、しっかり浸かった大根カクテキ、もやしナムル、青菜の和え物、練り物の甘辛炒め、韓国海苔、ゼンマイ煮、小魚の炒め煮など、ひとつひとつ丁寧に仕込まれた韓国家庭の味がテーブルを埋め尽くします。
SNSやグルメレビューサイトに寄せられるリアルな声を見ても、このパンチャンに対する絶賛は枚挙にいとまがありません。
「スープが来る前におかずだけでご飯一杯が消えてしまう」「酸味とコクのバランスが完璧なカクテキはおかわり必須」「野菜がたっぷり摂れるので、外食続きの身体に本当にありがたい」といった感想が連日投稿されています。しかも、これらの小皿はおかわりを快く受け入れてくれるケースが多く、物価高が続く都心の一等地において破格のホスピタリティを誇っています。
ソルロンタン自体の滋味深さに加え、この多彩なパンチャンによる「食の豊かさ」が、一度訪れた客を虜にし、リピーターへと変えていく原動力となっています。