すすきの Flair bar esが地元客のみならず国内外の旅行者を引きつけてやまない最大の理由は、圧倒的な「劇場型体験」にあります。映画『カクテル』さながらにボトルやティンを宙へと放り投げ、軽快なビートに合わせてカクテルを組み上げるフレアバーテンディングは、日常の延長にあるバーの概念を根底から覆します。
現場を訪れた人々をまず圧倒するのが、すすきの駅直結という抜群のアクセスを誇るビル最上階からのロケーションです。眼下に広がる札幌の夜景が巨大な窓越しに広がり、シックで開放感のあるフロアには心地よい緊張感と高揚感が漂っています。取材や店舗資料によれば、在籍するバーテンダー陣は国内外のコンテストで輝かしい実績を残した実力者揃い。彼らがシェイカーを握るカウンターは、単なるドリンク提供の場ではなく、研ぎ澄まされた表現の舞台となっています。
さらに特筆すべきは、客席全体を巻き込む熱狂の一体感です。毎日22:30から繰り広げられるメインのフレアバーエス カクテルショーでは、照明が絞られ、アップテンポなサウンドとともにパフォーマンスが開幕します。息を呑む難技が決まるたびにフロア中から自然と拍手と歓声が沸き起こり、隣り合った見知らぬゲスト同士が笑顔を交わし合う瞬間が生まれます。都市の夜にこれほど濃密な共有体験を生み出せる空間は、広大な歓楽街・すすきの広しといえども極めて稀有な存在です。