4回転サルコウは、エッジの深さと身体の回転遠心力を利用して空中へ飛び出すため、トウ系ジャンプとは全く異なる身体操作が求められます。
跳び方の第一歩は、助走からのターンです。多くの選手はフォア(前向き)からスリーターンやモホークターンを使ってバック(後ろ向き)へ切り替え、左足のインサイドエッジに深く体重を沈み込ませます。この沈み込みで生み出したバネの力が跳躍の原動力です。
空中姿勢へ移行する最大のコツは、「フリーレッグ(右足)のスイング」と「上半身の締め」の連動です。右足を体の前外側から大きく振り上げながら、ブレードが氷を離れる直前に素早く軸足へ引き付けます。この振り上げの遠心力が強すぎると回転軸が外側にブレてパンク(回転が途中で解ける現象)の原因となるため、ミリ単位の重心コントロールが成否を分けます。