ダイエットブログの中には「3ヶ月飲んだけれど1キロも減らなかった」という失敗談も少なくありません。その原因を分析すると、ほぼ例外なく「自分の肥満タイプと漢方のミスマッチ」に突き当たります。
漢方薬には「証(しょう)」と呼ばれる体質判定があり、証が合っていない薬をどれだけ飲んでも効果は期待できません。特に混同されやすいのが、同じく肥満症の適応を持つ「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」との違いです。
「食欲が旺盛で、お腹周りにがっしり脂肪がついていて便秘がち」な人が防已黄耆湯を飲んでも、水分を抜くだけでは脂肪は減りません。逆に、胃腸が弱く冷えやすい水太りタイプの人が防風通聖散を飲むと、激しい下痢や腹痛を起こすリスクがあります。自分がどちらの肥満タイプなのかを正しく見極めることが、失敗を防ぐ最大の分岐点です。